September 07, 2003
「バカの壁」---老人の繰り言

書いてあることはべつに薬にも毒にもならないような話である。
読む価値なし。

「バカの壁」の話自体は目新しくも何ともないし、著者も別にそういうことがいいたかったわけではない。たぶんその後に延々と続く老人の繰り言が主題なのだ。
まえがきに、口述筆記であるので、(読み返してみて)自分の文章ともいえるし、他人の文章のようでもある、などとエクスキューズがあるが、実際その通りでロジックも何もない垂れ流しのような文章。精神病と個性、豊かさとホームレス、一神教や原理主義の話など、必然性も脈絡もなく出てきて、しかもこんな事書いて大丈夫かな、と心配になる。読んでて疲れます。
オビに朝日・毎日・読売各紙で大絶賛、とあるんですが、ほんとうですか?まあ、暇つぶしには良いのかもしれないけど。
確かによく考えると、大学のお偉いセンセが酒やコーヒーを飲みながら話すこの手の与太話にそっくりで、普段そういうのに接する機会がない人には新鮮なのかもしれません。

Posted by senyo at September 07, 2003 11:26 AM
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