November 21, 2003
政府に期待すること
これから何回かにわたって社会が政府に期待することを説明しておこう。ここでの価値判断は非常に普遍的なことであり、議論の余地はない。議論が発生するのはその実行段階、つまり実際にどうやってそれを実現するか、の部分だけである。
現在の先進国の政府にとってもっとも重要なことは内政であり、具体的には経済成長、再分配、失業の解消である。経済成長と再分配においては政府が規制緩和や再分配の比率などを変更し対応する。ただし経済成長の調整は非常に難しく、どのようにすれば生産性を向上させることができるか全くと言っていいほどわかっていない。また、現在の管理通貨制度では中央銀行が通貨量を調整し経済をキャパシティいっぱい、つまりフルスロットルで走らせる義務を負っており、自然失業率以上に失業が発生したり設備が遊休したりする事態は許されないし、それについて説明責任を負う。
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