April 11, 2004
嘘つき大統領のでたらめ経済

アメリカの経済学者ポール・クルーグマンがニューヨークタイムズ紙に連載しているコラムを一冊にまとめたもの。相当口が悪いです、この人。
ブッシュ政権の問題点を、定量的な証拠を挙げてきっちりと批判している。そしてこういうことが自分に書けることについて、ワシントンDCの仲良しクラブに入っていないからだと自己分析している。
日本の記者クラブ制も一緒だけど、政治家と仲良くしてパーティに出席したら秘密情報をわけてもらえる、というなれ合いな関係を続けていると政権批判なんてできなくなってしまう。逆にクルーグマンは公開情報だけを利用して、筋の通った議論ができている。内容についても妥当である。結局、たかが新聞記者なんかに秘密情報なんかパラパラと与えてもらえるはずもなし、そして、ちょっとした知性と情報収集能力さえあれば、公開情報だけでかなりのことが分析できてしまうということだ。裏情報や特ダネ偏重主義のこれまでのマスコミの方針に一石、というより完全なる否定を突きつけたといえば言い過ぎだろうか。
今回の人質事件でも、アルジャジーラのテープをエンドレスに流し続けるしかなかった日本のマスコミは、それに恥じて、公開情報に対するメディアリテラシーをもっと高める必要がある。そしてそういう仲良しクラブから締め出しを食っているマスコミの皆さんにはもっとがんばって頂きたいと思う。

Posted by senyo at April 11, 2004 10:59 AM
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